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GE、風力発電用ブレードの世界的メーカー、LMウィンドパワーを傘下へ

GEは今週、デンマークのローターブレードメーカー、LMウィンドパワーを16億5,000万ドルで買収する計画を発表しました。LMウィンドパワーは、世界市場のトップに立つタービンローターメーカーです。同社は業界で一般的な1.5~2メガワットの風力タービンのほか、サッカー場のゴールラインの2倍以上に相当する180メートルという巨大なローターを持つ8メガワットタービンを製造しています。

LMウィンドパワーは190を超える特許を保有しており、1978年の創業以来185,000本のブレードを製造した実績があり、毎年1億4,700万トンのCO2削減に貢献しています。同社製のローターを持つ風力タービンの発電能力は、累計で77ギガワット(GW)にも上ります。

LMウィンドパワーのブレードを搭載した米国発の洋上発電所
最上部の写真:LMウィンドパワー製のブレード。ローターの直径は180メートルで世界最大
(画像:LMウィンドパワー)

これまで米国内および洋上に設置された数千基のGE製風力タービンも、LMウィンドパワーのブレードを使用しています。これには、最近ロードアイランド州ブロック島の近くに建造した米国初の洋上風力発電所で稼働する5基の風力タービンも含みます。GEリニューアブルエナジーの社長兼CEOのジェローム・ペクレッセは「世界は低炭素発電に移りつつあります。この動きは今後ますます加速するでしょう。私たちが目指すのは、お客様の地域がどこであるかに関わらず、最大の発電能力を提供すると同時にその発電コストを低減することです」と話しています。

LMウィンドパワーはデンマーク、スペイン、ポーランド、カナダ、米国、インド、中国およびブラジルに工場を構えて構えています。ペクレッセは、この買収によりGEの風力部門は「よりローカルに沿った活動が可能になり、タービン設計と供給のフレキシビリティーとノウハウを増強できるだけでなく、イノベーション力とコスト削減力の両方を高められるはずです」と言います。

ペクレッセはまた、様々な産業用の機器をインダストリアル・インターネットにつなげてきたGEは、LMウィンドパワーの顧客企業にもソフトウェアを活用した新たなサービスをご提供できるようになる、と話しています。

GEは2002年に風力発電事業に参入し、以来3万基以上のタービンを出荷しています。GEは昨年、アルストムの再生可能エネルギー部門を買収しましたが、LMウィンドパワーの買収は、風力分野ではアルストムに次ぐ買収となります。

「これらふたつの組織は、互いを強力に補完し合う関係です。この買収によりGEは市場ニーズにより迅速に対応したり、風力タービンの性能を高めることが可能になります。そして最終的には、エネルギーコストの削減を図ります」とペクレッセは意欲を示しています。

ロードアイランド州ブロック島近くにある米国初の洋上風力発電所に設置した
「GE Haliade」のナセルに取り付けられているLMウィンドパワーのローター
(画像:クリス・ニュー/GE Reports)