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GEとベーカー・ヒューズ、総合デジタル・インダストリアル・サービスを展開する新会社設立へ

GEは、米国の油田サービス企業大手、ベーカー・ヒューズと石油・ガス事業を統合し、石油・ガス分野で世界トップクラスのテクノロジー&サービスプロバイダー企業を設立することで合意しました。この新会社も社名を「ベーカー・ヒューズ」とし、GEの傘下に入ります。

連結売上が320億ドル(約3.4兆円)、120以上の国に拠点を構えるGE傘下の新生ベーカー・ヒューズは、デジタルテクノロジーに関するGEのノウハウと、油田事業に関するベーカー・ヒューズの事業能力を活かして、生産性向上につながる、物理的技術、デジタル技術の両方におけるクラス最高水準のテクノロジー・ソリューションを顧客に提供するつもりです。GEのオイル・ガス事業部門とベーカー・ヒューズが統合することで、掘削から採掘施設の完成、生産、そしてミッドストリーム・サービスやダウンストリーム・サービスまでトータルにサポートする製品・サービスが揃うことになり、油田関連の装置・サービス業界で第2位の企業が誕生することになります。

GEの会長兼CEOであるジェフ・イメルトは次のようにコメントしています。「今回の統合によって業界のリーディング企業が誕生し、どんな市場でも成長できる体制が整いました。石油・ガス業界のお客様はより生産性の高いソリューションを求めています。これを実現するには、GEと ベーカー・ヒューズが誇る革新的な技術とサービス体制が不可欠です」

新会社はニューヨーク証券取引所に上場する公開企業として、ヒューストンとロンドンの2カ所に本社を構えます。GEは新会社の金融・議決権持分を62.5%保有し、ベーカー・ヒューズの株主が残る37.5%を保有します。事業統合は2017年下半期には完了する見通しです。

ベーカー・ヒューズのマーティン・クレイグヘッド会長兼CEOはこう述べています。「両社の相互補完的な資産を組み合わせれば、シームレスな統合を実現するための基盤を整備しながら、最適かつ総合的なソリューションを展開するための組織力を強化し、顧客との接点を増やすことができます。ベーカー・ヒューズとGEのオイル&ガス部門の社員が結集した新会社は業界のリーディング企業となり、石油・ガス業界で競争する上で絶好のポジションを確保しながら、お客様のためにイノベーションの新境地を切り開いていくでしょう」

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GEとベーカー・ヒューズ 両者の強みを結集すれば製品・サービスのラインナップはさらに充実したものになり、石油・ガス関連のお客様の事業を総合的にサポートすることができます。GE傘下に入ったベーカー・ヒューズは、GEの各事業部門がテクノロジーやノウハウを共有するアイディアの”社内マーケットプレイス”とも呼べるGEストアを利用して世界中の市場にソリューションを提供し、GEが開発したインダストリアル・インターネット向けのソフトウェアプラットフォーム「Predix」を活用して業界のデジタル・フレームワークを整備することになるでしょう。GE傘下の新生ベーカー・ヒューズは、資源の採掘から輸送、最終用途までをサポートする真の総合企業として、幅広い顧客基盤に対応できるようになるはずです。

新生ベーカー・ヒューズを社長兼CEOとして率いるのは、ロレンツォ・シモネリです。そして、ジェフ・イメルトが同社の取締役会会長、マーティン・クレイグヘッドが 取締役会副会長を務めます。

シモネリは次のようにコメントしています。「今回の事業統合によって石油・ガス市場に強力な企業が誕生し、私たちはこれからもお客様や株主のために長期的な価値を追求していきます。GEのオイル&ガス部門とベーカー・ヒューズ は社風の面でも非常に相性が良く、お客様の期待を超えたいという思いを共有しています。両社の社員はより大きく、より強く、長期的な成長性を備えた企業の一員になることで大きな恩恵を受けるでしょう。GEストアのデジタルソリューションやデジタルテクノロジーと、油田サービス分野におけるベーカー・ヒューズの専門性や革新性とをどう結び付けようかと楽しみにしています」

この新会社の誕生によって、GEの1株当たり利益は2018年までに約4セント、2020年までに8セント増加すると期待されています。GE傘下のベーカー・ヒューズも2020年までに、相乗効果によって収益が160億ドルに達する見通しです。ベーカー・ヒューズの株主は1株当たり17.50ドルの特別配当を受け取ることになりますが、その総額は74億ドルに相当します。

GE傘下に入る新生ベーカー・ヒューズの詳細については、www.ge.com/investorまたはwww.BakerHughes.comで2016年10月31日以降にアナリスト向けカンファレンスのウェブキャストがご覧いただけます。

なお、今回の事業統合は、ベーカー・ヒューズの株主の承認と各規制当局の認可、その他、慣例的な完了条件などを満たすことが前提となります。