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HondaJet量産1号機、初飛行に成功

去る2014年6月27日、Hondaの子会社であるホンダエアクラフトカンパニー(HACI)が開発した小型ビジネスジェット機「HondaJet」の量産1号機が、HACI本社のある米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市の空港を離陸しました。これは米国連邦航空局(FAA)の型式証明取得のための飛行試験の一環で、同社は2015年春のデリバリー開始を目指しています。

HondaJet量産1号機の初飛行は、同機にエンジンを提供するGEにとっては、1960年代に取り組んでいたエグゼクティブ・ジェット機産業への復帰を象徴するイベントでもあります。その当時、GEのエンジニアたちが軍用機エンジン「J85」を改良して完成させた小型ジェットエンジンは、リアジェット社の初代ビジネスジェット機に搭載されました。

写真(Honda提供):HondaJet

HondaJetは本田技研工業株式会社とGEが共同開発した独創的な2つのジェットエンジンを主翼上面に配置しています。直径わずか18.5インチ (約47センチ)のファンで2,095ポンドもの推力を実現するジェットエンジン「HF120」は、GEアビエーションの製品群でも最小です。このエンジンは昨年、FAAの型式検査承認を取得しました。

HondaJetの開発責任者でもあるHACIの藤野道格社長は「HondaJetは優れた技術力とものづくりにかける情熱の結集であり、今回の量産1号機の初飛行は最先端の小型ビジネスジェットをお届けする上での重要な節目となります」とコメントしました。

写真(Honda提供):HondaJet

HACIによると、HondaJetはエンジンおよび主翼の設計、複合材製胴体、その他の先端技術により、同クラス最高の飛行速度、室内容積、燃費性能を実現しており、藤野社長はHondaJetを「世界一のアドバンスド・ライトジェット」と呼んでいます。

この記念すべき84分間の飛行試験において、同機は巡航高度15,500フィート、巡航速度348ノット(時速約400マイル)を達成しました。乗務員は飛行中に、低速時および高速時の操縦性、アビオニクスシステム(航空用電子機器)、降着装置や高揚力装置、減速装置など複数の機能試験を完了しました。

HondaJetの目標性能値は、最高速度420ノット(時速483マイル)、最大運用高度43,000フィート。乗客定員は最大5名で、航続距離は1,357マイルです。HACIは独自の販売網を通じ、北米と欧州で受注を開始しています。

写真(Honda提供):ノースカロライナ州グリーンズボロ市にある
ホンダ エアクラフト カンパニーの製造工場と空港

参照: 本田技研工業株式会社 プレスリリース
ページ最上の写真(Honda提供):HondaJet