ロゴ

インダストリアル事業がGEの今後のブランド価値成長を加速

世界的なコンサルティング会社、インターブランド社が発表した2013年の世界のブランド価値ランキングで、GEは第6位にランクインしました。GEのブランド価値は過去3年で10%近く上昇し、「のれん代」の査定額は約470億ドル(約4兆7,000億円)。インターブランド社の調査レポートでは、GEの15億ドルにおよぶインダストリアル・インターネットへの投資を評価し「予測型ソフトウェア、ビッグデータ、データ分析、アドバンスト・マニュファクチャリングの機能を強化することによって、GEのブランド価値は新たな領域に拡大している」とされました。

これは、過去一世紀におけるGEブランドの性格とは明らかに異なります。GEの経営層のメンバーは、当社の将来的なブランド価値は もっぱら技術力とインダストリアル製品によって築いていくものになる、と話しています。かつてはGEの成長を支える主力事業であったアプライアンス(家電)事業はすでに当社のブランド価値のほんの一部を占めるにすぎなくなっており、先日スウェーデンのエレクトロラックス社への譲渡に合意しました。

その一方、たとえば今年初旬に新設した分散型電源事業は、アジアやアフリカの発展途上国への電力供給を迅速に支援し、現地に適した発電・配電システムを構築しながら、こうした国々におけるエネルギー地図を変えています。この事業は、GEのアプライアンス(家電)事業全体の3倍の利益を挙げるほどに急成長しています。

テクノロジー、インダストリアル・インターネット、そして私たちが「ブリリアント・マシーン」と呼ぶ賢くなった産業機器に対する注力は、GEが製造業のルーツへ回帰することを世界的規模で象徴するものです。アメリカの いちメーカー として出発した私たちは、電気エレベーターや路面電車、地域一帯の発電を担う発電所から、航空産業黎明期のエンジン用の加圧燃料供給機に至るまで、ありとあらゆるものを製造しました。1914年のパナマ運河開通時には、一連の電気設備の構築も手がけました。

インダストリアル・インターネットはジェットエンジンや機関車から医療診断装置に至るまで、
幅広い産業分野のさまざまなタイプのハードウェアで利用されています。

100年にわたる歴史を誇るGEのアプライアンス(家電)事業は、GEが先駆者となった電力や配電網の普及とともに進化を遂げました。GEは過去数十年にわたって発電所向けの大型発電機をつくり、一方で食洗機や洗濯機向けの小型モーターも製造し続けてきました。

しかし 電力、浄水、エネルギーへの世界的な需要の高まりを受け、GEは大型の産業プロジェクトへの融資も手がける金融部門をもつ、インフラストラクチャーとテクノロジーに特化した企業へと、迅速に変貌しつつあります。

GEのCEOであるジェフ・イメルトは、インフラビジネスにおいて技術面や成長市場での強みを発揮できるバランスのとれた競争力あるポートフォリオ構築を進めています。そこには「シンプリフィケーション(シンプル化)」という企業文化が促す起業家的なマインドが反映されている、として次のように言います。

――「私たちは新しいタイプの製造企業を創ろうとしているのです」。