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GE最新型MRI「SIGNA Pioneer」に込めた開発者たちの想い

日本生まれのGE最新型MIR画像診断装置、「SIGMA Pioneer」。
一見“無機質な機械”に見える医療機器に、より良い医療ソリューションを届けたい想いを込めて作られました。
詳しい内容をご覧ください 。

医療用の画像診断装置、MRI。あなたがこの中に入ったことはないとしても、ご家族や身近な人のなかにはその経験がある方がいらっしゃるかもしれませんね。これは、X線ではなく磁石の力を利用して体内の様子を捉える医療用画像診断技術。GEは昨日、最新型のMRIでこれからの画像診断の質を大きく変える可能性をたずさえた「SIGNA Pioneer」を発表しました。

MRIの画像診断の歴史でも大きな一歩となるこの製品が生まれたのは、GEヘルスケアの東京・日野の開発拠点。ここには、開発に携わる技術者をはじめ、より良い医療ソリューションを届けることに“人生を賭けて”働く社員たちがいます。医療機器は一見”無機質な機械“に見えるかもしれません。でも、この機会に、それを作る人たちの顔ぶれと想いを紹介させてください。

「SIGNA Pioneer」のプロジェクト・マネジャーを務める植竹望も、特別な想いをもってヘルスケアの世界で働くひとりです。


二十歳のとき、まるで姉弟のように育った幼なじみのお姉ちゃんが、病気で亡くなりました。
何度もお見舞いに行ったけど、自分には何も出来ないことが悔しかった。
それが、医療の世界で働こうと決めた理由です



MRI(磁気共鳴断層撮影装置)とは

X線を人体に照射するレントゲンやCTとは違い、MRIは強力な磁場の元で身体の水分子に電波をあてて、その変化を受信して人体内部の様子を把握する、身体への負担が少ない撮像技術。1982年、医師でもあり物理学者でもあったGEの研究開発員、シェンクの貢献により完成した技術です。

GE「SIGNA Pioneer」の撮像イメージ

GEの最先端MRI 「SIGNA Pioneer」の撮像イメージ

MRIは病気を「早期発見」し「早期治療」に繋げてくれます。高齢化が進む日本で、こうした技術にはヘルスケアにとっても医療財政のうえでも重要な意義が。医療への期待やニーズが高まり続ける日本において、それに応えられる機能をもつMRIが十分に普及しているとは言い難いのが実情です。実際 「今日病院に行ったら検査が必要だって言われたんだけど、MRIの予約がいっぱいで10日後になっちゃうんだって」なんて声を聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。日本のMRI検査までの待ち時間は平均9日。多くの方は、この期間「不安」を抱えて過ごさなければなりません。・・・でも、こうした状況は、少しずつ改善されるかもしれません。

MRIという医療技術を、少しでも多くの人へ

現在、日本の標準的な医療現場で使われているMRIの大多数の磁場強度は1.5テスラ。しかしGEが今日発売した最新のMRI画像診断装置 「SIGNA Pioneer」 は3.0テスラ型です。これまで3.0テスラ型のMRIは、大型で且つかなり高額であるがゆえに、大学病院など一部にしか設置されていませんでした。でも、「SIGNA Pioneer」は3.0テスラの高画質、高性能を発揮しながらも設置面積を大幅に減らし、その一方でスループットと経済性は高めた、より広い臨床現場での活躍を目指した高性能モデル。

ハードウェアとソフトウェアの両技術を駆使し1度のスキャンでより多くの画像情報を得られる同機は、スキャン時間を短時間に抑えられます。検査効率が高まることで、施設によっては1日にスキャンできる患者さんの人数を増やすことにも。


MRIって本当にすごいんです。
X線を当てることもなく体内を鮮明に映し出してくれて、患者さんの負担も少ない。
少しでも多くの人がこの技術の恩恵を受けられるようにしたい・・・
その一心でこの仕事を続けています



この新製品のために日野工場で幾度となく夜を明かしたシステム設計者、貫原謙一の言葉です。

グローバルMR推進事業部の植竹望(左)と貫原謙一(右)

植竹望 グローバルMR推進事業部 プロジェクト・マネジャー(左)
貫原謙一 システム設計担当(右)
より高機能で使いやすく、患者さんに優しいMRIにすべく、
「厳しい仕様要求を投げ、それを技術者魂で打ち返す」を繰り返してきた

開発コードネームは“KIZUNA“

「SIGNA Pioneer」は、日本生まれ。東京・日野のGEヘルスケア・ジャパンを中核拠点として、世界中の技術チームが連携して創り上げました。その開発コードネームは“KIZUNA“。

2009年、マーケティング担当から技術開発担当までさまざまな立場の者がチームになって、フィールドリサーチを始めました。『日本のお客さまに認められる製品は、世界でも認められる』――その実体験を持つチームは、世界中を驚かせる製品にすることを決めていました。医師、診療放射線技師、患者さんなど様々な人の声を集め上げ、基本仕様を練り上げ開発着手したのが2012年。

チームメンバーの一人、かつて病院でMRI撮影診療放射線技師として働いた経験をもつ松永奈美は、技師が抱えているプレッシャーや撮像時の緊張感をハードウェア・ソフトウェアそれぞれの開発者に説明し、チームはどうしたらそれを軽減できるかを考えました。――時間通りに撮像をこなすのが大原則。撮像時の呼吸のコントロールができるよう患者さんをリラックスさせなければ鮮明な画像は撮れない。その傍ら、医師の要求に沿った画像を撮るためには細かな設定を的確に行う必要が。診断後すぐに治療開始できるよう、ミスは許されない――

松永奈美(クリニカルマーケティング担当)

松永奈美(クリニカルマーケティング担当)
「病院勤務時代、業務後に他の同僚技師たちとMR画像を撮りあって練習していました。
現場に勤務する診療放射線技師の状況を開発チームに伝えることも私の使命」

重要な役割を果たすのが高機能ソフトウェア。MAGiCと名付けた最新のMRI用ソフトウェアは、これまで複数回の撮像がそれぞれに必要だった各画像をたった1回のスキャンで得ることを可能に。これまでのように、一眼レフのカメラのごとく“撮りたい画”を思い描いて複雑な設定変更に神経を尖らせる必要がなくなり、撮像時間も従来の約3分の1に。ソフトウェア開発に携わった諏訪裕子はこう話しています。「技師さんの“焦る”気持ちをソフトウェアで解決できないか、って考えたんです。撮像テクニックを容易にすることで、患者さんに声をかけるケアの余裕を持っていただけたらいいなぁと」

諏訪裕子(ソフトウェア設計担当)

諏訪裕子(ソフトウェア設計担当)
「日野工場では “ハード屋”と“ソフト屋“が1フロアに集まっているので、
頻繁に意見交換して連携できるのもポイント」

GEの画像再構築技術-MAGiC

世界中のGEの技術者にくわえ、医師や診療放射線技師の方々とも協働
貫原は「GEは、世界中にいろんな分野のエキスパートがいるんです。海外の仲間の力も借りました。誰に何を頼んでも “もちろんだ、KIZUNAを創るんだからな” ってみんな時間を惜しまず協力してくれました。GEの文化は、意外と日本的なんですよ」と言います。

アジア・パシフィック地域のMRIのマーケティングを担当する永田淳はかつて営業担当でした。「医療従事者の皆さんは、毎日気の抜けない現場で過酷に働いておられます。そうした医療従事者のニーズと製品開発とを橋渡しするような仕事をしたい、と考えてこの仕事を担当させてもらっています」

今回の製品開発には、医師や診療放射線技師の方々にも参加していただいています。木箱をつかった模型の段階から何度も足を運んでいただき『高齢の日本人が横たわるには 寝台はもっと低い方がいい』『このペダルは少しだけ左のほうがいいな』という声を子細に記録して反映してきました。永田は、医療従事者の方々の希望をカタチに繋げられた歓びをこう語っています。「先日、協力してくださった先生方に完成したKIZUNAをお披露目したとき、ある先生が我が子を見るような表情で、KIZUNAの肩のあたりを“ポンッ”と叩いて下さってね。先生方も含め、みんなで創り上げた製品なんだなぁって・・・嬉しかったですね」

APAC地域のMRIマーケティング担当、永田淳(写真手前)

永田淳 (写真手前、アジア・パシフィック地域 MRIマーケティング担当)
「現場の医療従事者の方々の意見を反映した製品を作ってこそ、
よりよい医療サービスの実現に」

医療画像診断機器は“人を診る”ものだからこそ、志をもって医療に関わる人たちの想いを、詰め込みたいと思っています。日野でMRIの開発に携わる約100名の技術者たち、世界各地からこれをサポートしたGEの科学者たち、開発パートナー企業の仲間たち、そして、医療従事者の方々・・多くの方々の想いを詰め込んだMRI「SIGNA Pioneer」が、これから医療現場で、一人でも多くの方の健康と幸福のために活躍してくれることを、私たちは心から願っています。

販売名: シグナ Pioneer
薬事認証番号: 227ACBZX00011000