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株主の皆様への手紙 – 前へ by ローレンス・カルプ・ジュニア

本日当社は2018年年次報告書を公表しました。下記は私から株主の皆様への手紙の抜粋です。どうぞお読みください。

株主の皆様へ

GEの会長兼CEOとして、私から初めての手紙をお届けします。こちらで説明する内容が、当社の長期的な経営方針を理解する上での一助となれば幸いです。 「千里の道も一歩から」とありますように、皆様には長期的な視点で評価いただけますと幸いです。私の目標は皆様の目標と一致しています。

皆様の大多数の方々と同じく、私はこれまでのキャリアの中でGEから多くのことを学んでまいりました。私が仕事を始めたころの先輩たちは、GEでキャリアを始めた人たちでした。そして私のキャリアの中での私の業務への姿勢、そしてリーダーシップとチームワークに対する考え方の多くは、GEが独自に築き上げた経営哲学に根差しています。

こうした背景を持って外部からGEに入社したことにはメリットがあります。新鮮な目を持っている者は、これまでにない新しい疑問をぶつけることができ、課題を異なった角度から見ることができます。当社は多くの課題に直面していますが、GEの全社員は問題に正面から取り組み様々な面で前進することに努力を傾けています。この手紙では財務状況を改善し事業を強化するための当社の取組をご説明いたします。

我々には、まだ取り組むべき課題が山積しています。 2018年、電力部門では実績と市況共に不振でしたが、航空・医療部門での好調により部分的に埋め合わされました。当社は電力部門に関する課題に取り組み、既に売却した保険業務に関連する150億ドルの資本不足について規制当局と決着いたしました。GEの戦略、ポートフォリオ、リーダーシップと取締役会には大幅な改革が行われました。私自身の就任もその一環です。

GEが復活するために、我々はできる限りの努力を行っておりますが、それを果たすために皆様のご理解とご支援を引き続きお願い致します。私たちはそれを成し遂げられると私は信じています。それには3つの理由があります。私たちが持つ社員、技術、そしてグローバルネットワークです。

第一に、最も大切にしているのは社員です。CEOとして私が最初に行った仕事の中にGE社員と会い、意見交換をするということがありました。そこで出会ったのは、粘り強く、決意をもって課題に取り組む、世界中の優秀な社員たちでした。社員たちは、これまでの事業のやり方を変革しなければならないことを良く理解しています。GEが今後も世界に貢献できる会社であると考える彼らには挑戦の覚悟があり、勝利を目指しているのです。

GEは、今後も技術を通じて世界中が必要とする社会の発展を支え、可能性を広げることに貢献してまいります。なぜならば当社の技術が地球の隅々にまで進歩と可能性をもたらし、人々に行きたい所に安全に行く手段を与え、家庭、学校、病院や会社に電力を供給し、患者にとって最も必要な場面でより正確な診断と医療を提供しているからです。当社の設備とソリューションは、世界の商用航空機の三分の二、[i]世界の発電能力の2,200ギガワット以上、および4百万以上の医療設備において使用されています。この莫大で価値ある実績によって、我々は世界中の顧客の日々の業務に関わり、私たちの責任を果たし、その中で顧客のニーズをより良く理解し、サービスを提供することが可能となったのです。

この考え方が、125年にわたるGEの技術革新を推し進めてきました。当社の歴史の中で、それが今日ほど強力になったことはありません。例えば、それは米軍用T901ターボシャフトから世界最大のジェットエンジンであるGE9Xに至る、当社の航空機エンジンポートフォリオの刷新の原動力となっています。またそれは世界最大かつ最高出力の風力タービンで、サッカー競技場よりも長いブレードを持つHaliade-Xを再生可能エネルギー部門が建造している理由です。また、それは当社の技術者が初めて新しいガスタービン技術を応用し、2016年と2018年にHAタービンによってコンバインドサイクル発電効率の世界記録を樹立した理由です。[ii]さらにそれは、以前は診断不能と考えられていた患者たちに希望をもたらすことができる、より正確な診断法と治療法を医師たちが開発する上で、ヘルスケア部門が貢献している理由です。

多くの会社は強力な人材と技術を持っていますが、GEのグローバルネットワークほどの奥行きと強みを持って活動している会社はあまりありません。 当社は180以上の国々で地域に根差した事業を築き、強力なブランドとお客様との信頼関係を培ってきました。また、100年以上にわたってアフリカとアジアの新興市場に投資してきました。我々は経営資源と経験を提供し、現地の優れた人材やサプライチェーンに投資し、他の協力企業と連携することで、真のパートナーとしてそれらの市場の成長と発展に貢献してきたことに誇りをもっています。今後、利益と収益の健全化を目指していく中で、我々の世界におけるネットワークは必ずや大きな強みになると考えています。

 

 

年次報告書全文はこちらをご参照ください(英文)

 

[i] 仏スネクマ社(サフラン)とGEが50-50で共同出資しているジョイント・ベンチャーであるCFMインターナショナルの航空機も含む

[ii] 中部電力の西名古屋火力発電所ブロック1がコンバインドサイクルで63.08%の発電効率を達成、並びにフランス電力(EDF)のブシャン発電所においてコンバインドサイクルで送電端効率62.22%を達成

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