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イノベーションの行く先は破壊か、それとも消滅か:「GEグローバル・イノベーション・バロメーター2016」

「私は世界が必要とするものを見つけ出し、それを発明するために挑戦しつづける」

GEの創設者であり、世界で最も多才な発明家であるトーマス・エジソンはかつてこう言いました。この気概は、GEのみならず、世界中に今なお息づいています。GEが、世界の経営層と有識者を対象に年1回実施している意識調査「GEグローバル・イノベーション・バロメーター」の最新2016年版によれば、最もイノベーションが盛んな企業とは「既存のものを改良・反復するのではなく、まったく新しい市場や製品を作り出す企業」と考えられていることが明らかになりました。

この調査結果では、回答者がデジタル・テクノロジーやビックデータによるビジネスの可能性を楽観視していること、動き始めた「第4次産業革命」について「強い関心を抱いている」ことが浮き彫りに。その一方で、自分たちが適応できるペースを超える速さで進化するテクノロジーに取り残されることを危惧し、リスクを緩和するための段階的なイノベーションへのアプローチを支持する意見が依然として多く見られました。

「将来は、人と機械が肩を並べて働くようになるという認識が、大いに広まりつつあります」とGEのチーフ・エコノミスト、マルコ・アヌンツィアータは話します。

GEのチーフ・エコノミストであるマルコ・アヌンツィアータは、今回の調査結果に「びっくり」するとともに「背中を押された気がした」と語っています。彼が着目したのは、デジタル産業のイノベーションが業務に悪影響を与えると予想したのが、経営層で17%、有識者層で15%に限られていたという事実。「イノベーションは業務を破壊するとして、人々の不安を煽るような記事とはまったく対照的でびっくりしました。すでに、デジタル産業のイノベーションが身近で実現していて、業務の破壊にはつながらないと気付いたのでしょう。将来は、人と機械が肩を並べて働くようになるという認識が大いに広まりつつあります。その結果、よりよい業務がより多く生み出される。今回の調査結果は、イノベーションに対する一般的な反応の1つと考えられますが、私にとっては最も驚くべき結果であり、背中を押された気がしました」

また、調査結果によれば、デジタル革命の震源地はシリコンバレーであり、米国は今なお世界一のイノベーション大国の座を維持しています。そして、日本は「イノベーション/チャンピオン」のランキング2位に浮上しました。そして、今最も勢いがあるのはインドネシアやナイジェリア、トルコなどの新興国、彼らはグローバルなデジタル化によって大きな力を得るようになることと示されています。

「今年の調査結果をみると、企業破壊を促す大きなプレッシャーが浮き彫りとなりましたが、イノベーションの改革力への信念は変わらずそこにあり、競争が激化する現在の事業環境になんとか適応しようとする企業を支えています」とGEのイノベーション担当副会長のベス・コムストックは述べています。

この調査結果、日本にフォーカスすると、世界とはまったく異なるトレンドが見られました。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

<レポートダウンロード>
「2016 GEグローバル・イノベーション・バロメーター」(抜粋・日本語)はこちら
「2016 GEグローバル・イノベーション・バロメーター」(全文・英語)はこちら

Edison

「私は世界が必要とするものを見つけ出し、それを発明するために挑戦し続ける」と断言したエジソン
画像:GEレポート/Flux Machine